東宝スタジオは、CO2を排出しない
「24/7カーボンフリー電力」の実現を目指します
使用電力100%脱炭素化を目指し、
24年度より太陽光と発電時にCO2を排出しない水素を燃料とした電気を段階的に導入し、
「24/7カーボンフリー電力」(注1)の実現を目指します。
(注1):「24/7(twenty-four seven)カーボンフリー電力」は、毎日24時間・毎週7日間、すなわち年間365日にわたってCO2を排出しない電力の名称です。なお、経済産業省の「電力の小売営業に関する指針」に従い、需要電力量の100%について、CO2ゼロエミッション電源を電源構成とし、非化石証書の使用による環境価値をともに供給することを意味しています。
BEFORE:通常電力使用
通常電力には石炭、石油、液化天然ガス(LNG)などの化石燃料が約7割(注2)使用され、大量のCO2を排出しています。
AFTER:24/7カーボンフリー電力使用
東宝スタジオは、2024年度から水素発電と太陽光発電を導入し、最終的には「24/7カーボンフリー電力」の実現を進めて参ります。
(注2)資源エネルギー庁『集計結果又は推計結果(総合エネルギー統計)「時系列表」』を参照。
(注3)2030年度に真のカーボンフリーを達成した場合のイメージです。数値を保証するものではありません。

今回、東宝スタジオによる24/7カーボンフリー電力への取り組みに伴い、テナントおよびスタジオの利用者の皆様におかれましては、こちらの導入内容についてのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

撮影予定には一切影響はございません

東宝スタジオへの「24/7カーボンフリー電力」の導入により、撮影スケジュールや作業に影響はありません。ご安心ください。

価格変更

電力価格の変更は2024年の請求分から随時適用されます。具体的な価格については、東宝スタジオ担当者が個別にご案内いたします。

東宝スタジオの24/7カーボンフリー電力の特徴
実現のための3つのポイント
POINT 1
日本初の24/7カーボンフリー電力導入

他社の取り組み

太陽光発電が行われない朝や夜の時間帯に化石燃料由来の電力を使用するためCO2が排出され、その排出量を非化石証書により書面上相殺していても、真のCO2排出削減になっていない場合があります。

東宝スタジオの目標(24/7カーボンフリー電力)

使用している各種電源を毎時で追跡し、CO2の排出をなくすことを目指しています。太陽光発電の不安定さを補う、水素など時間帯や天候に左右されない電源を積極的に活用します。

(注4)2030年度に真のカーボンフリーを達成した場合のイメージです。数値を保証するものではありません。
POINT 2
東宝スタジオ専用の水素発電を開発
JERA袖ヶ浦発電所(発電容量:360万kW / 敷地面積:約112万㎡)の敷地内のスペースに水素発電装置を新規設置しました。
【水素発電装置(発電容量:390kW)】
TM & © TOHO CO., LTD.
水素発電と太陽光発電の最新の供給状況を東宝スタジオのホームページのトップ画面から確認することができます。
*掲載画像はイメージ
TM & © TOHO CO., LTD.
POINT 3
国際基準Energy Tag(注5)に準拠した24/7カーボンフリー電力によるサステナブルな映像製作に向けて

東宝スタジオで環境に配慮したサステナブルな取り組みにより制作されたエンタテインメントコンテンツを、劇場や配信プラットフォームを通じて消費者のみなさまに楽しんでいただくことが可能です。

サステナブルな環境で制作されたCMとして、クライアントのブランドイメージ向上に繋がります。

(注5)国連主導の国際イニシアティブ国連24/7 Carbon Free Energy Compact、および24/7 CFEの国際標準を作成・提唱するEnergy Tagに加盟している電力事業者JERAから、標準化方針に準拠した24/7カーボンフリー電力が供給されます。

お問い合わせ先

TOHOスタジオ株式会社
スタジオ営業部 TEL:03-3749-2121 / ポストプロセンター TEL:03-3749-2115 / プロパティ部 TEL:03-3749-2125